【高齢者の靴選び②】
足裏の筋肉落ちていませんか?
年齢を重ねていくうちに、運動をしないと身体の筋肉が落ちていくのと同じように、足裏の筋肉も落ちていきます。
若いころと比べると筋力の低下から歩行時に足のつま先が上がりにくくなります。
筋力の低下から少しづつ腱の変形や断裂が発生するとアーチが崩れ、いわゆる「扁平足」になってきてしまいます。
さらに腰が曲がってくると、前かがみの姿勢になります。そうすると、歩幅が狭くなり腕の振りも小さくなってしまい、ご自身では足をしっかり上げているつもりでも、実際にはあまり上がっておらず、すり足のように歩くということにつながります。
これも高齢者の方の歩き方の特徴です。
人によっては、ひざや股関節、腰などに痛みを感じ、その痛みを軽減しようとして無意識にかばいながら歩くことで、少しづつ歩き方が変わってしまう場合もあります。 こうした歩き方によって、歩行時の身体のバランスが取りづらくなり、つまずいたり転倒する危険性が高まってしまうのです。
高齢者の転倒事故はそのまま寝たきりに直結してしまう可能性もありますので、特に注意していただきたいです。
足の筋肉が落ちている分、歩くときの足の上げづらさをサポートが必要です。
そのために、靴底つま先部がしっかりと上がっている靴を選んでください。
つま先のしっかり上がっているタイプの靴を選ぶだけでも、転倒事故を防ぐことができますので、靴選びの時にはぜひ注意してみてください。
その③に続く