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【大切な靴の保管方法】


お気に入りの靴の保管状態は大丈夫?

新型コロナウィルスの影響で、外出の機会が少なくなっていました。

外出自粛も落ち着き、久しぶりにお気に入りの靴を履いてお出かけする場面で、大切に保管していた靴が靴箱から出して履いてみるとソールがポロポロと粉状になったり、はがれてしまったという経験はありませんか?

この症状を『加水分解』といいます。※1 加水分解とは、反応物に水が反応し、分解生成物が得られる反応のこと。

ソールのウレタンゴムやポリウレタン樹脂が劣化し、ひび割れたりボロボロになったりするのです。普段履くことのない冠婚葬祭用の靴や、季節モノの靴や合成皮革の靴などによく見られます。 お出かけ先で靴底がボロボロになってしまうと転倒の危険性も出てくるので、注意が必要です。

加水分解の防止する方法とは?

1:水気を避ける 日本は梅雨の時期があったり、突然雨が降ったりする国ですので、湿気は避けられません。空気中にも水分は存在します。シューズボックスは風通しが悪く湿度も高いので、乾燥剤や除湿剤を入れてください。 晴れた日に、風通し良い場所で陰干しすることも加水分解の防止になります。

2:定期的にシューケアをする 雨の日には濡れたままにはせずにしっかり乾かすことが大切です。 履く前には防水スプレーをかけておくことも劣化防止となります。 木製シューキーパーを入れ水分を吸わせたり、専用ブラシで汚れを落としておくのも効果的です。毎日同じ靴を履かず、2~3足をローテーションしてしっかり靴を休ませるようにしてください。

加水分解は経年劣化ですが、良い状態で保管できれば、加水分解は起こりにくくなります。大切な靴をダメにしないように、シューズボックスの中を今一度を確認してみてください。

当店で製作したオーダーシューズのメンテナンスも承っております。この時期にどうぞご相談ください。

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